アスベスト調査の対象をご紹介

木造住宅のアスベスト使用における書面調査

書面調査は、これから建築物や工作物の解体工事や改修工事を行うとき、アスベストが使用されているのか否かを調べるとき最初に実施するアスベスト調査です。令和5年10月1日以降に着工される工事は、資格を持つ者だけが携われるなど制限も設けられます。ちなみに、アスベストの事前調査における考え方は、「石綿無」の判断には根拠が必要であり、周辺の住民や行政などから根拠を求められた際には提示ができるよう適切な方法で取り組まなければなりません。アスベストの書面調査は、設計図書などを利用する方法です。

建築物や工作物の設計図書もしくは竣工図などで確認して、建設時期や場所ごとの改修・改造の有無や建材の種類、そして使用範囲などを把握することが基本です。そのため、このような資料を発注者から借りるなど可能な限り多くの情報を集めることがポイントです。この場合、図面に掲載が行われていない改修が行われているケースもあるなど、建築物と図面図書の相違が起こることもあるので注意が必要です。平成18年9月1日以降は、アスベストが使用されている材料の使用が禁止になりましたので、建設時期がこの時期以降であることが確認できたときには石綿の使用の恐れなしといった形で報告ができます。

これは、平成18年9月1日以降の改修工事の場合も同じになるので、この場合は建設時期の設計図書を活用して石綿の使用有無を確認、判断すれば良いです。なお、平成18年8月31日以前の建築物は原則目視での確認は必須です。

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